M&Aコンサル会社のおすすめ15選!役割、仲介会社との違いも解説

M&Aコンサル会社のおすすめ15選!役割、仲介会社との違いも解説

M&Aコンサルタントという職業をご存知でしょうか?M&Aコンサルは、M&Aの取引に関する専門的な知識を持ち、M&Aに関する調査や交渉など、さまざまなサービスを提供してくれる専門家です。ここでは、おすすめのM&Aコンサルや、仲介会社との違いについても詳しく解説します。

M&Aコンサルタントとは

M&Aコンサルタントとは

M&Aコンサルタントとは、M&Aに関するさまざまな知識を持ち、M&Aにおける利益を最大化するためにサポートを行う専門家のことです。M&Aのプロセスは複雑で、豊富な知識やノウハウが必要とされます。M&Aをスムーズに進めるためには、M&Aコンサルタントは重要な存在です。

M&Aコンサルタントの特徴

M&Aを進めるには、たとえばM&Aの対象となる企業の選定や、M&A実行後の財務シミュレーション、取引条件に関する交渉、問題点の検討など、さまざまなプロセスがあり、それぞれのプロセスにおいて高度な知識が必要です。M&Aコンサルタントは、これらのプロセスに必要な知識やノウハウを持ち、契約を結んだ買手または売手企業の利益が最大となるよう助言をしてくれます。

M&Aコンサルタントの平均年収

M&Aコンサルタントの年収は、クライアント企業や担当する領域によっても異なります。中小企業より大企業をクライアントとするコンサルティング会社に勤めるM&Aコンサルタントの方が、担当する案件の規模が大きくなるため、年収も高くなる傾向にあります。担当領域については、戦略の立案など、上流の工程を担当するM&Aコンサルタントの方が年収は高くなります。

日系証券会社の投資銀行部門は、M&Aコンサルタントの職種の1つですが、こちらの年収は、アナリストで700~900万円、マネジングディレクターになる2,500万円以上にもなるようです。そのほか、独立系M&Aコンサルティング会社であるDCAの平均年収は2,063万円となっています。

M&Aコンサルタントに必要な資格・スキル

個人でM&Aコンサルタントとして活動するために必要な資格はなく、法人としてM&Aコンサルティング会社を経営する際にも、許認可などの制度はありません。しかし、経営や法務、会計など多様な範囲の知識と経験を必要とされるため、公認会計士や税理士、中小企業診断士やMBA(経営学修士)などの資格を持っている方が優遇されるでしょう。M&Aコンサルタントの仕事では、さまざまな利害関係者との交渉も大切な業務ですので、コミュニケーション能力などの対人スキルも重要です。

M&Aコンサルタントの業務内容と役割

M&Aコンサルタントの業務内容と役割

M&Aコンサルタントの業務内容は、大きく以下7つの業務に分けられます。

  • M&A全体のスケジュール作成
  • 買収企業、被買収企業の選定
  • 買収スキームに関する支援や買収戦略の立案
  • 買収資金の調達に関する支援
  • デューディリジェンス(DD)
  • 取引条件の交渉に関する助言
  • 契約書に関する助言、クロージング、組織統合に関する支援

M&Aコンサルタントは、契約企業の利益が最大となるように支援し、これらそれぞれの業務で専門的な知識とノウハウを活かしながら、M&Aのプロジェクトをリードしていく役割を担っています。

M&Aコンサルタントの手数料

M&Aコンサルタントの手数料

M&Aコンサルタントに業務を依頼するにあたって、金額がどの程度なのか、どのような料金体系なのかが気になるところですよね。依頼するM&Aコンサルタントによっても、もちろん料金は異なりますが、基本的には以下2種類の手数料がかかることが多いようです。

  • リテイナー・フィー
  • 成功報酬

それぞれの手数料について、詳しく知っておきましょう。

リテイナー・フィーとは

リテイナー・フィーとは、M&Aコンサルタントに支払う成功報酬以外の報酬のことを指します。M&Aコンサルタントによっても異なりますが、契約時に着手金として一括支払をする場合や、定額で毎月支払を行う場合があります。一般的には、月額報酬として支払うことが多いようです。

リテイナー・フィーの金額は、プロジェクトの難易度や規模、担当するコンサルタントによって異なります。中規模のプロジェクトであれば月額数十万円から、大規模のプロジェクトであれば月額1,000万円以上となる場合もあります。また、一部のM&Aコンサルタントでは、タイムチャージ式を導入しているところや、リテイナー・フィーを請求しないところもあります。

成功報酬とは

成功報酬とは、買収企業側と被買収企業側でM&Aが成約した場合に支払う報酬のことです。この成功報酬の算出には、ほとんどのM&Aコンサルタントがレーマン方式を採用しています。レーマン方式では、たとえば以下のように買収金額に応じたレートが定められており、そのレートによって成功報酬の金額が変わります

  • 5億円以下:5%
  • 5億円超10億円以下:4%
  • 10億円超50億円以下:3%
  • 50億円超100億円以下:2%
  • 100億円超:1%

この算出の基になる買収金額は、株式の売買額のみによって計算される株式価格ベース、または株式の売買額と負債総額によって計算される移動総資産ベースという方法によって算出されます。計算方法により、成功報酬の金額が大きく変わる可能性があるため、成功報酬を支払う必要のあるM&Aコンサルタントに依頼する場合には事前に確認しておくとよいでしょう。

M&Aコンサルタント、M&A仲介会社、M&Aアドバイザリーの違い

M&Aコンサルタント、M&A仲介会社、M&Aアドバイザリーの違い

M&Aの依頼先を検討していると、M&Aコンサルタント以外に、M&A仲介業者やM&Aアドバイザリーという言葉を目にすることがあるのではないでしょうか。同じような業務を担っているように思えますが、違いはあるのでしょうか。ここでは、M&A仲介業者とM&Aアドバイザリーとの違いについて詳しく説明します。

M&A仲介業者との違い

近年では、M&A仲介業者によるM&Aの支援も数多く行われています。M&Aコンサルタントは、買収企業または被買収企業のどちらか一方と契約し、その企業の利益が最大となることを第一の目標としてM&Aに関するさまざまな助言を行います。対して、M&A仲介業者は、買収企業と被買収企業の間に立ち、双方の企業に対して中立の立場で適切な助言を行います報酬も買収企業と被買収企業の両方から受け取ります。

M&Aアドバイザリーとの違い

M&Aアドバイザリーは、M&Aコンサルタントと同じく、買収企業または被買収企業どちらかと契約し、助言を行います。呼び方は違いますが、業務の内容や役割は同じです。M&Aアドバイザリーは、M&Aコンサルタントの別名と考えて差支えないでしょう。

M&Aコンサル会社・M&A仲介会社のおすすめ15選を比較紹介

M&Aコンサル会社・M&A仲介会社のおすすめ15選を比較紹介

いざM&Aを実行しようと決めてからも、M&Aコンサル会社やM&A仲介業者は日本国内だけでも数多くあり、どこに依頼すればいいのか迷うこともあるでしょう。ここでは、M&Aコンサル会社とM&A仲介会社を15社紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

M&Aコンサルティングファーム

おすすめのM&Aコンサルティングファームを5社紹介します。

GCA

GCAは、経営全体のことを細かく検討した上で、長期的かつ総合的な視点を持ち、最適なM&A戦略を立案することで、数々のクライアントから評価を得ているM&Aコンサルティングファームです。どの資本系列にも属さない、完全独立型のM&Aコンサルティングファームだと謳っており、利害相反の心配がないため、クライアントにとって最適なサービスを提供できます。東京証券取引所市場第一部に上場しており、拠点数は25箇所にのぼる企業です。

KPMG FAS

KPMG FASは、東京、大阪、名古屋、福岡に事務所を構える会計系アドバイザリーファームで、M&Aに関するアドバイザリーサービスも提供しています。専門的な知識と豊富な経験を持つプロフェッショナルが在籍しており、総合的な視点からM&Aに関する支援を行います。

山田コンサルティング

山田コンサルティングは、会計・税務・法律・事業・M&A・IT・海外・不動産・教育の専門家が在籍する総合コンサルティングファームです。総合コンサルティングフォームならではの幅広い知識と対応力により、クライアントが満足のいく支援を行います。M&Aの案件を単に成約させるだけでなく、クライアント企業やその事業が永続的に発展し続けることを目標とし、M&A検討支援などの事前準備や、M&A実行後の統合支援や資産承継支援までをワンストップでサポートしています。

PwCアドバイザリー

PwCは、約26万人の多種多様な人材を抱えており、さまざまな産業についての知見を組み合わせ、M&Aの支援を行います。PwCアドバイザリーでは、M&A案件において、M&Aアドバイザリーが重要な役割を担っているとの考えのもと、たとえば複数の国の企業が関わるクロスボーダーM&A案件では、関係各国のPwCに在籍する知識と経験豊富なM&Aアドバイザリーと連携を取り、案件を進めていきます。

フロンティア・マネジメント

フロンティア・マネジメントは、東京都に本社を構える経営支援・M&Aアドバイザリー企業です。フロンティア・マネジメントには、外資系の投資銀行や証券会社、監査法人やコンサルティング会社などで多様なM&A案件に携わってきた専門家が在籍しており、アドバイザリーサービスを提供しています。Bloomberg集計による案件数では、日本のアドバイザーでトップ10にランクインしています。

証券会社、銀行

ここでは、おすすめの証券会社、銀行を5社紹介します。

みずほ銀行

みずほ銀行は、数多くのアドバイス実績を持ち、豊富な経験と知識を活かし、M&Aについての専門的なアドバイスを提供しています。企業の戦略立案に関するアドバイス、M&Aの対象企業を選定するためのアドバイスや調査、交渉に関するアドバイスなどのほか、弁護士などの専門家を選定する際の助言も行います。

野村證券

野村證券は、全国に支店を持つ総合証券です。全国の支店からの強力な情報網により、M&Aに対しても幅広い案件と情報を持っています。多くの情報から、クライアントに合った最適なプランを提案できることを強みとしています。M&Aに関するさまざまな専門家と提携しているため、納得のいく条件でM&Aを進められるよう、適切な相談相手も紹介してくれます。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、MUFGグループに属する証券会社です。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の投資銀行部門では、産業別に蓄積してきたノウハウとこれまでの実績をもとに、国内外を問わないさまざまな企業に対し、金融ソリューションを提供します。国際的なネットワークを駆使し、総合的な視点から、日本を代表するような大企業による業界再編や、大規模なクロスボーダー案件などでも実績を積み上げています。

SMBC日興証券

SMBC日興証券は、「いっしょに、明日のこと。」をスローガンとする、三井住友フィナンシャル・グループの証券会社です。SMBC日興証券では、クライアント企業のさらなる発展のため、企業を存続させるためなど、企業のライフステージに合わせ、M&Aを進める支援を行います。SMBC日興証券は、企業が成長するための1つの手段としてM&Aがあると考えており、経営課題の分析や対象企業の選定からサポートを行います。

三井住友フィナンシャル・グループ

三井住友フィナンシャル・グループは、三井住友銀行やSMBC信託銀行などを含む持株会社です。経営に関する資源の「選択と集中」を実践するための手段として、M&Aでの効果や実現性、案件を進める方法などを検討・提案します。三井住友フィナンシャル・グループ内では、三井住友銀行のほか、SMBC日興証券でもM&A支援のサービスを提供しています。

M&A仲介会社

ここでは、おすすめのM&A仲介会社を5社紹介します。

ウィルゲート(ウィルゲートM&A)

ウィルゲートは、主にWebやIT業界で事業を展開している企業に対してのM&Aを得意としています。2019年10月のサービス開始以来、約1年半と短期間で利用社数は1,400社を突破しました。M&Aの案件は「契約が成立して初めてサービスの価値を提供できる」との考え方のもと、着手金や中間手数料などの費用は一切請求しません。完全成功報酬制の料金制度を採用しており、安心して相談できます。ウィルゲートでは、これまで15年以上に渡りWebマーケティング支援サービスを提供しているほか、自社でメディア運営事業も行っているため、これらの事業を通して得た経験やノウハウを活かし、M&Aに関する適切な助言を行います。相談は無料ですので、売却や譲渡をお考えの方は一度お問い合わせいただくのをおすすめします。

M&Aキャピタルパートナーズ

M&Aキャピタルパートナーズは、特に中堅、中小企業に対するM&Aを得意としている東証一部上場企業です。着手金や月額報酬は不要で、相手企業とM&Aが合意に至るまで、無料で案件を進めてもらえます。M&Aの検討中から成約まで、専任のM&Aコンサルタントが一貫して担当してくれるため、スピーディーに進められるのも魅力の一つです。

M&A総合研究所

M&A総合研究所は、幅広い業界でM&A案件を成約させてきた実績を持つM&A仲介会社です。売り手企業は、M&A成約までは料金がかからないので、気軽に相談できます。M&Aの経験豊かな専門家が在籍しているため、M&A成約まで最短3カ月というスピード感も強みです。また、適切な買手企業の選定にはAIも導入しており、効率的にM&Aを進められるでしょう。

日本M&Aセンター

日本M&Aセンターは、友好的M&A支援の成約実績No.1のM&A仲介会社です。全国の地方銀行や信用金庫、さらには会計事務所と提携し、M&Aの情報に関するネットワークを構築しており、クライアント企業に最適な相手企業の選定をサポートしてくれます。PMIの専門家も在籍しており、M&A成約後のフォローも安心です。

ストライク

ストライクでは、弁護士や公認会計士などの専門家が、M&A初期の相談から契約まで、顧客の想いに寄り添ったサービスを提供します。独自のM&A市場「SMART」を活用し、全国の税理士や会計士、金融機関とも連携を図り、M&Aを成功に導きます。着手金のほか、企業価値算定費用や月額報酬は無料ですので、料金面でも安心して依頼できます。

M&Aコンサル会社・M&A仲介会社を利用するメリット

M&Aコンサル会社・M&A仲介会社を利用するメリット

これまでに紹介してきたように、M&Aコンサル会社やM&A仲介業者には、M&Aに関する深い知識を持ち、多くの経験を積んだ専門家が在籍しているため、状況に合った適切なアドバイスや支援を受けられます。また、専門家によって構築された独自のネットワークを有効活用することで、M&Aの相手先企業をスムーズに見つけられる可能性が高まります。M&Aコンサル会社やM&A仲介会社に依頼すれば、M&Aにかかる労力や時間の削減にも繋がるでしょう。

また、M&A仲介業者は買収企業と被買収企業の間に立って案件を進めるため、仲介業者なしの場合に比べて、友好的なM&Aを進めやすいというメリットもあります。

M&Aコンサル会社・M&A仲介会社を利用する際の注意点

M&Aコンサル会社・M&A仲介会社を利用する際の注意点

M&Aコンサル会社やM&A仲介会社を利用する際には、リテイナー・フィーや成功報酬などの費用について、しっかり検討する必要があるでしょう。被買収企業の場合は、M&Aコンサル会社やM&A仲介会社にかかる費用が高ければ、自身の手取額が減少してしまいます。買収企業は、費用を考えたときに回収可能性があるかどうかを検討し、どこに依頼するか決める必要があります。M&Aコンサル会社やM&A仲介会社は、買収金額が高い方が成功報酬も高くなる方式を採用しているところが多く、買収企業と利益相反になりやすいため、慎重に検討する必要があるでしょう。

M&Aコンサル会社やM&A仲介会社には、それぞれ得意な案件規模や領域があります。自分の検討しているM&A案件が中規模のものなら、中規模案件を得意としており、実績を積んでいる会社に依頼するとよいでしょう。また、主にどのようなサポートを求めているかによっても、依頼すべき会社は変わってくるでしょう。たとえば、特に法律関係のアドバイスやサポートが必要な場合には、弁護士の在籍を強みとしている会社への依頼を検討するのがおすすめです。中にはIT業界に強いなどの特徴を持った会社もあるため、自身の目的に合った会社を選べば、よりスムーズにM&Aの案件を進められるでしょう。

M&A相談ならウィルゲートM&A

M&A相談ならウィルゲートM&A

ウィルゲートでは、事業譲渡や事業譲受の経験を活かし、経営者の立場に立った適切なマッチングを行います。Webマーケティング事業で培ったネットワークを活用し、Web・IT業界におけるM&Aを得意としていますが、もちろん、Web・IT業界以外の医療や金融、不動産業界などさまざまな業界においても、M&Aのサポート実績を積んでおりますので、M&A仲介や事業継承をご検討中ならウィルゲートM&Aにお任せください。

完全成果報酬の料金システムを採用しているため、ご相談にかかる費用や着手金は無料です。まずはお気軽に無料でご相談ください。

M&Aコンサル会社まとめ

M&Aコンサル会社まとめ

M&Aでは、対象企業の選定や取引に関する交渉などさまざまなプロセスを進める上で、高度な知識が必要です。M&Aコンサル会社には、豊富な知識を持つ専門家が在籍しており、クライアント企業へ適切な助言や支援を行ってくれます。M&A仲介会社であるウィルゲートでは、最適なM&Aを進められるよう、相談料や着手金無料の完全成功報酬制でサポートします。まずは無料でご相談ください。

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